カミスナガワ中学同期会 1974年3月卒業3期生

上砂川グラフィティ No.9

先日帰省した折に鉱山の関係の同期生と
元上砂川小学校の裏手にある
ズリ山に行ってきた時の写真を公開します。
縦坑と共に町の象徴であるズリ山には
昔石炭の選別精度が低くかった時の良質の石炭が
数多く捨てられているそうです。
現在、鉱山はズリ山周辺から露天掘りで
使用のできる石炭を採掘をしています。

せっかく来たので許可をもらい、
山の頂上まで登ってみることにしました。

 ズリ山は昔に比べると樹木や雑草などが斜面一面、
 多い茂っていますが、ところどころ
 木が生えていない箇所があり、穴から白い煙も出ています。
 石炭が内部発火していて、穴に手を差し込むと、
 かなり熱を持っています。
 場所によっては二酸化炭素事故など
 少々危険かもしれません。

 斜面に石炭を運ぶトロッコ用レールの残骸が
 わずかに残っています。
 頂上には引き上げ用滑車の台座もありました。
 登り切ると町内が一望でき
 今まで観たことのない視点からの眺望で感無量です。
 当時の写真と比べるまでもなく建物など町の様子は
 随分変わってしまいました。

その後砂川の実家に帰宅して、
ズリ山に登ったことを父に話すと、
父も昔登ったことがあると言っていました。
炭鉱に勤めていたら登った経験があるのかもしれません。

ただ戦前の話のようだったので、
70年近く前のズリ山は今より低く、
景色も随分違っていたと思います。
でも山並みなどは当時と変わらないのでしょうね。

写真提供は稲垣亨君
ありがとうございます